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科学と睡眠

人は人生の3分の1を眠って過ごします。


たまに無眠ということができる特殊な人がいるようですが、ほとんどの人はきちんと眠らなければ健康な生活を送ることは出来ません。


しかし、眠りすぎても病気になりやすいといわれています。


人はいったい、どれくらい眠ればいいのでしょうか。


そして、そんな睡眠の役割とは何かについてをこのブログで考えていきたいと思います。


イギリスのラフバラ大学人間科学部の心理学者ジム・ホーン博士は、身体のために睡眠はなくてもよいが、脳の回復あるいは保全のためには最小限度の睡眠は必須だ、と主張しています。


脳の発達程度に対応して、この重要な器官の機能回復ないし保全のために、どうしても必要となる睡眠量つまり中核睡眠が動物ごとに決まってくる、とかれは推論しています。


しかし、多くの動物はそのほかにも、とくに活動しなくてもよい時間を眠りに当てて、省エネルギーなど生存上の策略に役立てているのです。


これがいわばおまけの睡眠(随意睡眠)ということになります。

睡眠に課せられた役割

ホーン博士によれば、ヒトのばあい、深いノンレム睡眠をふくむ、眠りはじめの数時間が、私たちに必須の中核睡眠であり、以後の眠りはおまけの随意睡眠となります。


だから、忙しい現代人は中核睡眠だけを確保すればよく、睡眠時間をもっと短縮できるはずだ、という主張になるのです。


たとえていえば、飽食時代の現代人が食べ物や飲物をもっとへらしても、栄養面でなんら不都合がないのと同じことなのです。


・・・では、なぜ深いノンレム睡眠が現代人にとって必須なのでしょうか?


それは、この眠りは脳とくに大脳の疲労回復には欠かせないからです。


大脳の極端に発達した人類は、深いノンレム睡眠によって神経機能を回復させ維持させている、と考えられます。


身体の疲労なら、眠らなくても回復可能ですが、大脳の疲労にはこの特殊な眠りによる休息がなければ回復できない、と考えます。


言いかえると、ヒトでたいせつなのは深いノンレム睡眠だから、これが睡眠期の初期に現れる中核睡眠に多いのです。


後半以降の随意睡眠にはレム睡眠がしだいにふえるのだ、ということになります。

免疫過程としての睡眠

睡眠が生体防御に役立つという古くからの考えが、免疫科学の面から新しく見直されています。


つまり、睡眠は免疫増強過程である、という新説です。


アメリカの生理学者ジェームス・クリュガー博士は、長年にわたって「S」という睡眠物質を探してきました。


そして、ようやく1984年にその本体を突き止めました。


予想に反して、その物質は免疫増強物質であり、同時に発熱物質でもあるムラミルペプチドでした。


ムラミルペプチドは、細菌の細胞壁を構成する物質です。


こんな異物が、深いノンレム睡眠を誘発するという奇怪な事実から、話が急展開を遂げてきたものです。


それによると、覚醒時に腸内細菌や食物から取り込まれたムラミルペプチドが体内でふえると、これが一種のビタミンとしてはたらいて、深いノンレム睡眠を誘発する物質をいくつも体内に放出させるのです。


それらの物質が脳に作用した結果、深い眠りがひきおこされ、覚醒中に低下した生体防御機能が回復することになります。


それゆえ、細菌感染で発熱をおこしたようなばあいにも、ノンレム睡眠がおこりやすくなり、結果として健康回復を促進するわけです。


この説にはまだいくつかの間題は残されているにせよ、睡眠の役割が新しい発想で説明されています。


ムラミルペプチドにかぎらず、最近さまざまな睡眠物質をめぐって研究がめざましく進展しているので、睡眠機構を解く新しい手がかりが得られるのではないかという期待が高まってきました。

睡眠プログラムがあるから眠るのか

睡眠は本能行動のひとつです。


だから、教わらなくても、私たちは自然に眠れるわけです。


食欲や性欲と同様に、本能はその行動に対する強い欲求と、それが満たされたときに感じる喜びとを、自動的に与えています。


行為にはそれなりの代価が支払われるわけです。


睡眠も同様で、いつもの場所で専用の寝床に入るとき、私たちは知らず知らずのうちに、喜ばしい気分に浸れることになります。


眠れば孤独な無防備状態になりますから、不安を感じてもよいはずですが、ふつう私たちは就眠するとき、一日の労苦から解放され、深い安堵の念を抱きながら、静かに横たわることができます。


これは、本能がちゃんと報酬をくれるからです。


眠るためには、決った寝場所が必要となります。


寝室や羽毛 布団のような寝具があるのは、文明人だけではありません。


自分専用のねぐらをもっていて、そこでまとまった長さの休息を取るという習慣は、ほとんどの動物に共通しています。


道具を使えない動物ですら、ねぐらに関しては、もっとも安全であるように慎重に選び、もっとも快適であるように巧妙に設計しています。


これも多くは、内蔵された本能のプログラムのおかげで、教わらなくてもできるようになっています。

生物リズムとしての睡眠

本能のプログラムの現れとして、睡眠が生物リズムに依存していることもあげられます。


眠ろうと眠るまいと、眠気は体内にセットされた時計仕掛けによって駆動されます。


海外旅行で味わう時差ぼけは体内の「生物時計」の時刻と現地の時刻とがずれたためにおこる現象です。


ほとんどすべての生き物は、活動と休息の「生物リズム」をもっています。


このリズムは地表の24時間の日周期に合せることのできるように、本能がセットしてくれた生まれつきのものです。


スイスの睡眠研究者アレクサンダー・ボルベイ博士は、睡眠調節の二大要素として、「生物リズム」と「先行する覚醒量」とを組みこんだ数学モデル(二過程モデル)をつくりました。


睡眠は、羽毛 ふとんや生物リズムの影響によって周期的に変化する量Cと、覚醒量に依存してふえる睡眠欲求量Sとの二つの過程で調節されている、と考えるものです。


このモデルは、単純な前提を使いながら、正常な成人の単相性の睡眠-覚醒リズムをうまく説明できる
ばかりでなく、パラメーターを変えることによって、昼寝のばあいや欝病のような不眠のばあい、あるいは動物の多相性の睡眠など、現象をよく説明できるので、高い評価が与えられています。

無用の長物としての睡眠

回復説に真っ向から挑戦して、睡眠不動化説を提唱したのが、メディスです。


睡眠不動化説というのは、ウェブの分類に従えば、いくつかの説を組合せたものになりますが、睡眠学説のなかでは「過激な」理論といえまもっともしょう。


メディスは、一日一時間足らずの眠りで長年健康に生活している人たちの例をあげながら、睡眠の役割は疲労回復にはないと断定し、やがて文明人は睡眠なしに生きることも可能だ、と推論しているのです。


睡眠不動化説によれば、睡眠とは動物が外部環境に適応して生存をはかるために、もっとも有効な手段として開発した技術なのですが、本来はエネルギーの消耗を避け、外敵に見つかることなく、静かに安全に時をすごすために、生物時計を組みこんで、進化の過程で脳に内蔵した本能である、ということになります。


しかし、眠りが生存のために不可欠の役割を果たしたのは、原始人の時代でした。


羽毛 フトンで眠る現代の人類にとっては、睡眠はいまや進化の遺物でしかありません。


私たちが眠るのは、古くからの睡眠本能が残っているからにすぎないのだ、ということになります。


したがって、この無用の本能を退化させて、いずれ眠らなくてもよいようになれるだろう、というわけです。


とくに、レム睡眠は有害無益ないしは無用の長物であって、爬虫類から受け継いだ欠陥技術だ、という極論になります。


もちろん、回復機能に関しては覚醒中もじゅうぶんに実現可能だ、と主張するわけです。


ノンレム睡眠はレム睡眠の改良型ではありますが、無用とみなせる点は同様なのです。

睡眠は逃避行動なのか

むかしの人みたいに、眠りは死と同じものだ、と考える現代人はいません。


ですが、ふたたびシェイクスピアに登場してもらいましょう。


ハムレットは、「生か、死か、それが疑問だ」という有名な台詞につづいて、こう言います。


「死は眠りにすぎぬ・・・それだけのことではないか。


眠りに落ちれば、その瞬間、一切が消えてなくなる。


胸を痛める憂いも、肉体につきまとう数々の苦しみも。


願ってもないさいわいというもの。


死んで、眠って、ただそれだけなら!眠って、いや、眠れば、夢も見よう。それがいやだ。」


・・・逃避としての眠りがうまく機能しないとき、浅い眠りに苦しめられます。


不快な夢、不吉な夢にうなされるのです。


起きたからといって、気分がすぐれるわけでもありません。


いっそ、眠りなんてなかったらどんなに楽だろう、と思ってしまいます。


眠りをこんなふうに解釈している人もいるはずです。


夜尿常習のこどもだって、羽毛 布団 販売で購入した布団をおもらしで濡らしてしまったら、布団やシーツを眺めながらそう思うことが多いでしょう。

時間つぶしとしての眠り

かつて長い夜をぶじにすごすことに、人類は苦労したことでありましょう。


明と暗とは、文字どおり外界の光の強さであるばかりか、私たちの心の明暗にも強い影響をおよぼしています。


周囲が暗いと、人は不安になるのです。


動物界の一員としてのヒトは、視覚に頼る哺乳類ですから、目から入る情報がすくなくなると、不安になるのはとうぜんです。


それに、外敵が近づいてもわかりませんから、襲われる危険も増大します。


気温も下がりますから、身体は消耗します。


手探りでは仕事もはかどりません。


こういう不利な時間帯には、できるだけ安全な場所にじっと隠れていることが得策でありましょう。


そして、保温のよい羽毛 布団 通販で買ったねぐらのなかで休息することです。


闇夜の恐怖を避けるには、眠って感覚・知覚を遮断することもたいせつです。


勝手に動き出さないように、ブレーキをかける(筋肉を弛緩させる)ことにも意味があります。


それゆえ、恐いから眠って避けるという技術は、不安で眠れないという一面の裏返しでもあるのです。


恐怖のあまり気が遠くなる、立ちすくむ、眠くなる、といった情動変化は、一見矛盾するようですが、じつは表裏一体のもので動物界にひろくみられる合目的性のある行動です。

眠るということ

もうすこし程度が軽いばあいがあります。


嫌なこと、気のすすまないことにも眠気が伴いますよね。


退屈な会議、むずかしい本、単調な仕事などはよい例です。


眠れるということは、とりもなおさず、いましていることは好ましくないからやめてしまえ、と判断していることになるのです。


それほど能動的に逃げるつもりではなくても、することがないと眠気がおこります。


電車のなか、つまらない講演のさなか、食事のあと・・・


どれほど多くの人が居眠りをしていることでしょう。


眠るしか方法がないというわけです。


逆に、することが多いと眠ってはいられません。


緊急の事態があれば、どんなに眠くても、布団 羽毛があったとしても、眠気のほうが逃げてしまうでしょう。

空白の時間としての眠り

眠っているときの生産活動は、ないのも同然です。


時間の価値の高さで判断すれば、生産性のない時間は無意味でありましょう。


また、眠りは意識レベルの低い状態ですから、眠っていることを明瞭に自覚したり、睡眠中のできごとを正確に記億したりはしません。


それゆえに、眠りは空白の時間だ、とみなされることがあります。


そんなことから、睡眠をいわば必要悪か、無用の長物だとみなされるわけです。


そして、眠るのは怠けることだと短絡されるはめになるのです。


寝る間も惜しんで励みたい人にとって、1日の3分の1を寝てすごすのは、時間の浪費とみなすのはとうぜんかもしれません。


むかしからたくさんの人が、眠りに費やす時間を切り詰め、仕事や学業にまじめに努力したのも、むりからぬことです。


それはそれなりに成果の上がったことでしょう。


しかし、睡魔と闘い、高級 羽毛 布団の寝床の誘惑に打ち勝ち、しかも心身の健康を維持するためには、たいへんな労力を払わなければならなかったはずです。


単純に計算すれば、機械みたいに休まずはたらくと、生産性は上がるでしょう。


しかし、生き物には活動と休息のリズムが生まれつき体内にセットされています。


生体は連続して活動できるようには、設計されていません。


睡眠時間を犠牲にするのは、容易なことではないのです。


むりしてはたらけば、そのひずみはストレスとなってはねかえってくるはずです。

睡眠は能動行動なのか

レム睡眠のとき、脳は覚醒時に近い活動レベルにありますから、夢の想起率がよいのが特徴です。


ノンレム睡眠のときも、夢見はありますが、物語りふうの変化に乏しく、筋道立てて思い出しにくいわけです。


ジークムント・フロイトいらい、夢の解釈は精神分析の有力な手段となりました。


夢には「心の奥底」をのぞく手がかりがある、と考えられるからです。


夢とレム睡眠とは高い相関を示しますから、レム睡眠こそ進化の頂点に立つ高級な眠りだ、という考え
が古くから主張されてきました。


夢見睡眠としてのレム睡眠の役割を重視する研究者は、学習や記憶の定着にとってレム睡眠はなくてはならぬもの、という見解を示しています。


身体を眠らせておいて、そのあいだに、神経回路の機能を整備したり、覚醒時にためこんだ余分な情報を消去し、有用な情報を整理して記憶する、と考えるものです。


たとえば、フランスの生理学者ミシェル・ジュヴェー博士は、「模擬演習説」とでもいうべき学説を発表しています。


かれは、羽根 布団で眠っている赤ちゃんの脳で神経回路がつくられているときのように、おとなでもレム睡眠のとき、脳のなかで行動のプログラムの雛型がつくられている、と推論します。


その根拠として、神経細胞が分裂をくりかえし、さかんに成長している出生前後の時期に、レム睡眠が非常に多いことがあげられます。


それゆえ、レム睡眠のあいだに、脳は将来にそなえてなんらかの準備をしている、と考えられます。


また、レム睡眠は夢見と密接に関連しているのも根拠の一つです。

居眠り運転防止のために

同じ姿勢で長時間運転していると、やはり眠気が起こりやすくなるので、時に手足をのばすとか(もちろん短時間停車して)、軽い体操をするのも効果があります。


私も睡眠脳波の研究をしていたころにはよく徹夜をすることがあって、次の日に出張病院へ行く時に、運転中の眠気に困ったことがあります。


ある時は靴も靴下も脱いで、裸足で運転したことがあります。


つめたいアクセルペダルからの刺激で、一時的にせよ眠気がとれたことをおぼえています。


しかしこれは急ブレーキなどが踏めないこともあり、危険を伴うことがあります。


また、コーヒーなどの刺激性飲料を飲むことですが、濃いコーヒーを2杯位飲めば2~3時間は眠気を防止することができるようです。


しかしこれとて羽根 布団 通販での仮眠のように絶対的なものではありません。


次に、居眠り運転防止装置のようなものを作ることが可能かどうかということです。

居眠り運転防止のために 2

脳波や筋電図などの生理学的指標を利用したり、ハンドルのプレによる推定などで、可能だとは思われますが、多くのドライバーが実用的に使えるのはちょっと無理なように思います。


・・・このように考えてくると、居眠り運転防止には、まず過労になるような運転スケジュールを組まないこと。


眠気を少しでも感じたらできるかぎり早く仮眠をとること。


早朝2~4時の時間帯の運転は極力さけることなどごく常識的なことなのです。


高速道路を長い時間運転する場合には居眠り運転をしないために、睡眠不足でないよい体調を整えることが大切だ、ということを肝に銘じておいて下さい。


さて、昔から、眠っている間にいろいろなことを憶えることができたらいいなあ、というのは人間の夢でありました。


ぐっすりと羽毛 掛け 布団で眠っている間に英語の単語でも暗記できたら、受験生が四当五落などといって、睡眠時間をきりつめてまで勉強をしなくてもすむかもしれません。


睡眠学習は、SF小説の中で最初にとりあげられたのが1932年でした。


その後、単語や歌詞の学習については、睡眠学習が有効であるとの報告が行なわれました。

睡眠学習について

睡眠学習が実際に行なわれたかどうかの判定は、なかなかむずかしいことです。


それは、入眠前後や夜間の覚醒時に学習が行なわれていても、睡眠中のものと考えられる場合があるからです。


そのためには、睡眠学習実験の際に脳波を記録することが絶対に必要となります。


脳波を同時記録しながら96対の質問と答を睡眠中にテープで聞かせ、翌朝の覚醒後に再生法(自発的に思い出す)によって学習効果を調べた結果によると、脳波上にアルファ波が消失するステージー以降では学習効果はまったく認められないとのことです。


また別の実験では、各睡眠段階に、それぞれ特定の対語を10回ずつ聞かせ、翌朝その再生、再認を調べたところ・・・


対語の再生は、入眠前の覚醒期に与えられた対語については37・5%可能であったが、その他の睡眠段階に与えられた対語の再生は、ほとんどみられなかったということです。


レム睡眠の学習効果については、入眠期よりはずっと低率ではあるが、多少の学習効果がありそうだということになっています。


ただ、ノンレム睡眠のステージ1(浅い睡眠期)に多少の学習が可能である場合には、外来刺激によって被験者が覚醒してしまい、そのために学習が可能になるものと思われます。


このことは脳波の変化をみても明らかなことで、被験者に刺激語(単語や対語など)をあたえて、10秒以内に脳波にアルファ波が出現した場合には、非常によくそれを憶えているということからも、一時的にせよ覚醒している可能性が強いのです。


・・・東洋羽毛工業による以上の結果からは、睡眠学習は不可能のように思われます。

睡眠学習について 2

一方で、ロシアの研究者などには睡眠学習を肯定する考えの人達が多いことも事実です。


その研究者たちは、睡眠学習にあたって催眠暗示・・・


とくに後催眠暗示を併用して、被験者に強い動機づけを行なったり、睡眠学習を早朝のレム睡眠期に行なうなどして、ある程度の効果があるといっております。


このようにみてくると、ごく浅い睡眠期とレム睡眠期には、ある程度の睡眠学習が可能と思われますが、覚醒期の学習効果にくらべると数段劣るものです。


その上睡眠中の学習のための刺激や、学習にたいする心理的ストレスなどで、睡眠が妨げられることもたしかです。


たとえば、睡眠学習を2ヶ月以上も続けると、被験者はしだいに不快となり、昼間の思考力が低下するという報告もあります。


睡眠時には、覚醒時より心理的抵抗が弱まるので、暗示的効果はあがるだろうといわれています。


しかし暗示効果をあげるのであれば、覚醒時に催眠状態にして暗示を与える方が、睡眠時よりずっと効果があがるわけです。


この睡眠学習と関連して、私達は昼間の催眠時に条件づけをした条件反応が、レム睡眠期にその条件刺激を与えると、再現されることを確認しております。


催眠を利用することによって、もう少し睡眠学習の効果をあげることが可能とも思われますが、現段階では、羽毛 布団でよく睡眠をとって、すっきりとした頭で学習をする方がはるかによいようです。

眠りの案内役はアルファ波

気持ちよく入眠するには、リラックスすることが欠かせません。


脳が緊張していたのではなかなか眠れません。


そこでアルファ波の出番ということになります。


アルファ波を上手に使えば、羽毛 ふとんの中での心地よい眠りが得られます。


・・・どうやって作り出せばいいでしょうか。


それにはいろいろ方法がありますが、いちばん手軽でしかも確かなのは入浴でしょう。


これによって交感神経が抑えられ、副交感神経が優位になってアルファ波が出てきます。


眠る前に風呂へ入るのがよいのは、そのためです。


さて、睡眠中は一般に安静状態と思われていますが、眠っているときの私たちの体は案外不安定なのです。

眠りの案内役はアルファ波 2

ポリグラフ記録(脳波や筋電図、眼球運動、呼吸運動などを同時に記録したもの)でごく普通の健康状態の人を調べてみると、まず血圧は寝入ったあとで低下します。


しかし、徐々に上昇し、朝方にも上昇します。


心拍数は眠りによって減っていきますが、レム睡眠では一時的に急増します。


呼吸数もレム睡眠になると早くなり、不規則になります。


これらは、夢の中で泣いたり怒ったりしているときに対応しているのです。


発汗は胸の部分で羽毛 フトンでの入眠時に増加し、次第に減って朝方は最も少なくなります。


皮膚の温度を調べてみると、額は低く手足は高い「頭寒足熱」型になっています。


代謝はノンレム睡眠時に低下し、レム睡眠のときには高くなります。


体温は睡眠時には下がります。


・・・これはやはりエネルギー節約のためでしょう。


眠りの案内役はアルファ波 3

胃腸の動きや胃液の分泌は、眠っている間は減少します。


レム睡眠のときには男性ではペニスの勃起も見られます。


オシッコの量はレム睡眠期になると減少し、比重が増加します。


これは羽毛 布団 販売などをしている会社の調査でもわかっています。


成長ホルモンをはじめ、プロラクチン、副腎皮質ホルモン、性腺刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモンなどは分泌が多くなります。


さらにまた、寝返りだとか手足がピクピクするような細かい運動が見られます。


このほか寝言や、眠っていて突然歩き出したりする夢中遊行症、突然大声をあげて起き上がる夜驚症、歯ぎしり、夜尿症などの異常な行動もいろいろ現われます。


さて、私たちの眠りに対する要求はいつも同じではなく、日によって高まったり低くなったりします。


睡眠の要求量を増やす、一番大きな因子はストレスです。


ストレスは脳細胞を疲れさせます。


何日も続けてストレスを受けていると、眠っても眠ってもまだ寝足りないと感じることがあるものです。


睡眠の量について

予定日前後で生まれた赤ちゃんは1日に16~18時間眠ります。


このうち約50%は動睡眠期と呼ばれる成人のレム睡眠にあたる状態が占めています。


動睡眠期には、すばやい目の動きや、筋肉の細かいびくつきがみられ、呼吸は不規則になっています。


口の周りの筋肉にびくつきが出現すると、赤ちゃんがほほ笑んでいるようにみえます。


・・・これは新生児微笑と呼ばれていますが、新生児微笑がみられるのは動睡眠期です。


次第に動睡眠期に筋肉の弛緩が伴うようになり、生後3カ月過ぎにはほぼ成人と同様のレム睡眠が出現するようになります。


羽毛 布団でのレム睡眠が総睡眠時間に占める割合は乳児期より次第に減り、2歳ころには20~25%と成人と同じ程度の割合になります。


逆にノンレム睡眠の割合は新生児期には総睡眠時間の約30%ですが、生後3カ月ころには約50%にまで増えます。


深いノンレム睡眠(段階3、4)の割合は乳幼児期から思春期前までほぼ一定で総睡眠時間の約1/3を占めています。


深いノンレム睡眠の割合は思春期以降に次第に減り、代わりに浅いノンレム睡眠(段階1、2)の割合がその分増えてくるのです。


乳幼児の睡眠不足について

乳幼児の1日の総睡眠時間は、4カ月児で14~15時間、1歳児で11~13時間程度、あるいは1歳6カ月~3歳児で約12時間です。


なお、思春期には思春期前よりも必要とする睡眠時間が増えるという報告もあります。


ホルモン分泌の変化によると考えられています。


近年、社会の24時間化が進行し、それに伴って、大人も子どもも布団 羽毛での就寝時刻が遅くなってきていますが・・・


しかし、起床時刻はさほど変化しないため、総睡眠時間が減ってきています。


必要な睡眠時間の個人差が非常に大きいため、ここにあげた乳幼児の総睡眠時間が生理的に本当に必要な睡眠時間であるのかどうかの判断は病気でないのに日中元気がない場合は、睡眠不足が疑われます。


睡眠は乳幼児の成長に重要な役割を果たしています。


乳幼児で慢性の睡眠不足が続く場合には、心身の成長の遅れが出現する危険があります。

乳幼児突然死症候群(SIDS)

乳幼児突然死症候群(Sudden Infant Death Syndrome:SIDS)は・・・


「それまでの健康状態および既往歴からその死亡が予測できず、しかも死亡状況および剖検によってもその原因が不詳である、乳幼児に突然の死をもたらした症候群」です。


SIDSというためには「突然死をもたらす隠された疾患がないこと、窒息などの事故でないこと、さらには犯罪などでないこと」を証明しなければなりません。


・・・しかし事故による窒息死とSIDSとを鑑別することは、剖検を行っても難しいのです。


うつぶせ寝と窒息との関係も指摘されますが、うつぶせは羽毛 ふとんなどやわらかい寝具に顔を押し付けた場合を除き、むしろ窒息しにくい体位です。


確かにうつぶせ寝、非母乳栄養児、両親の喫煙でSIDSの危険は高まりますが、その理由はわかっていません。


SIDSの原因としては「生命の危機的状態に対する覚醒反応の低下」が現在有力視されていますが、真の原因は依然として不明です。


医療事故とSIDSとの区別は重要ですが、日本では医療者が過誤の隠れみのにSIDSを用いていると誤解され、訴訟に持ち込まれるケースがあることは残念です。


早急な原因究明とともに、お子さんを亡くされたこ家族の精神的ケアも含めた社会的啓発活動のいっそうの充実が望まれます。

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