眠りの流れ
睡眠はたいへん流動的な現象である。
ひとくちに「眠っている」といっても、その状態は刻々と変化している。
しかし、高級 羽毛 布団で寝入ってから起きだすまでのあいだに、いくつかの定型的な経過をたどる。
これら一連の変動は、みかけからではあまりはっきりしない。
しかし、眠りをなんらかの指標で測ってみると、おどろくほど多彩な睡眠活動をしていることがわかる。
健康な若い成人を例にとろう。
たいていの人は、午後10時から午前2時のあいだに眠気をもよおして、寝床に入る。
夕刻ピークに達した体温は、このころ、しだいにさがりつつある。
身体はなんとなくだるくなり、瞼はおもく、なにかをしようとすると、努力しているという実感はつよいが、能率はあまりあがらない。