眠りとは何か
眠たさはいつでもどこでもやってくる。
これを睡魔がおそってきた、とおそれることもあれば、羽毛 ふとんでこころよい夢の世界に遊べる、とよろこぶこともある。
生命体がいちばん安定した状態にあるときは、心身ともに、ゆったりくつろいでいるときであろう。
明晰な頭脳活動、あるいは活発な身体運動をしている時間は、日常生活のなかでそんなに多いものではない。
わたしたちは、とくに必要がないかぎり、緊張を持続しようとはしない。
だから、人生の大半の時間を、意識レベルの低い状態ですごしている。
この時間帯のなかに眠りが入りこむ。
眠っているとき、自己管理の規制はゆるむ。
だから、わたしたちは謎にみちた無意識の世界で全、人生のかなりの時間をついやしているのだが、そのことをあまり自覚していない。